妹彼女
「俺のウチは組のモンだよ?知らない?『相原組』。」
「へ?て…と。ヤク…ザ?」
まぁ、誰でもそういう反応するか…海と空は特に驚かなかったけど…
「そ。ていっても、父さんと母さんは別居中で、跡継ぎは父さんの弟がするから、俺にもう引き継ぐ義務も権利も無いし、組の人たちとは無縁。
母さんは大手保険会社の重役、金が無いわけでもない。」
「………あれ?でも大地の名字って…」
「離婚したわけじゃないから、本来の名字は『相原』、でも名字で素性知られたくないから自分で『哀原』にしてるんだ。学校には説明してあるし、戸籍上問題無い。」
「ふえ~…」
『私たちは最初から知ってたけどね。町でヤクザさんが大地に挨拶してたのにはびっくりしたけど。』
「まぁ、普通は引くわな。ヤクザの息子なんて…」
「ん~…まぁ、大地は大地だし。別に気にはしないよ?むしろ大地をもっと知れて良かった…」
………………
《え…ウソ…。組の人…?ちょっとそれは…》
《なんで言ってくれなかったの…?言わなきゃあなたとなんか…》
《ありえない…近づかないで!》
…………
ありがとう、緑。
「へ?て…と。ヤク…ザ?」
まぁ、誰でもそういう反応するか…海と空は特に驚かなかったけど…
「そ。ていっても、父さんと母さんは別居中で、跡継ぎは父さんの弟がするから、俺にもう引き継ぐ義務も権利も無いし、組の人たちとは無縁。
母さんは大手保険会社の重役、金が無いわけでもない。」
「………あれ?でも大地の名字って…」
「離婚したわけじゃないから、本来の名字は『相原』、でも名字で素性知られたくないから自分で『哀原』にしてるんだ。学校には説明してあるし、戸籍上問題無い。」
「ふえ~…」
『私たちは最初から知ってたけどね。町でヤクザさんが大地に挨拶してたのにはびっくりしたけど。』
「まぁ、普通は引くわな。ヤクザの息子なんて…」
「ん~…まぁ、大地は大地だし。別に気にはしないよ?むしろ大地をもっと知れて良かった…」
………………
《え…ウソ…。組の人…?ちょっとそれは…》
《なんで言ってくれなかったの…?言わなきゃあなたとなんか…》
《ありえない…近づかないで!》
…………
ありがとう、緑。