妹彼女
今日の主なイベントは上級生からの激励会と校内案内、校則説明、などつまらないものばかりだったのでいつも通り爆睡でかわす。


この間何人もの女の子が話しかけてきたが、それなりに流した。時々かわいいかなと思う娘はいるが、やはり空には敵わない。


11時30分には学校が終わり、大地、空とともに帰る。


「てかさ海、お前いつ水江さんと仲良くなったんだ?」


俺と優が仲良さそうに話しているのを大地が見ているのを気づいてはいたが、特に気にしていなかった。


「は?あぁ昨日一緒に晩飯食ったんだ。」


「はぁ!?マジかよ?いいな~!」


『大地、優ちゃん好きなの?』


「好きってわけじゃないけどさ~、超かわいいじゃん!」


まぁかわいいとは思うけど、空よりかわいいか?人それぞれだから否定もしないし、賛同もしないが。


『優ちゃんかわいいよね~。今彼氏いないらしいよ。紹介しようか?』


「いいよ~、自分でやるよ。」


そこまで真剣に好きというわけではないのか。


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