妹彼女
「ごちそうさま。うまかったよ。」


「どういたしまして。……あ!」


階段を上がって来る音が聴こえた。まさかこのタイミングですか?


「ただいま~。」


やっぱり、母さんが帰って来ましたか。せめて一緒に帰って来てれば楽なのだがね~。


『おかえり、お母さん。』
「お帰り、今飯作るから。」


「あ、ごめんね海。今日先生たちの飲み会で済ませてきちゃった。」


なんだ。もう食って来たのか、だったら一報入れてほしいぜ。この二人あんまり連絡入れないからな~。まぁいいや、作る手間が省けた。


「いいよ、ネギトロだからラップかけるだけだから明日にでも食って。風呂は母さんが最後だから。」


「は~い。」


< 52 / 208 >

この作品をシェア

pagetop