妹彼女
その後も点差は開いていき、30点差で勝利した。


「よし、じゃあ勝ったチームは残って次のチーム、入れ。」


「さ、俺の出番だ。俺は抜かせないぜ海。」


大地のチームか。あいつは俺の実力をよく知ってる、加えてバスケの実力は同じくらい。確かに抜きぬくいな。


開始早々、大地は俺のマッチアップに入り、常に離れなかった。俺もボールを持った大地を抜かせなかった。
みんなボールを俺と大地に集める。二人の闘いが凄すぎて見たいからだ。


「せめてバスケでぐらい、お前に勝っとかないとな。敗けたら500円ってルール作るか?」


「よし、乗った。約束破んなよ?」


一瞬大地を抜いたが、すぐにカバーされた。女子はすでに観客状態になっていた。


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