君のトナリ




とぼとぼと帰り道、歩いていたら肩をたたかれた。


弾かれたように見た。


「川原くん」


本当は彼女見たく、名前で呼びたい。


・・・でも呼べない。


「宮島さん」


嫌われたと思う人から、話しかけられてうれしい。


でも・・・きみはもう彼女のもの。


だからうれしい気持ちもあるが


切ない。


・・・どうしたのだろうか



< 22 / 29 >

この作品をシェア

pagetop