君のトナリ





日に隠れていて、何も見えないきみ。


「どうして、言うの・・・。今さらだよ」


本当なの、


嘘なの・・・?


なぜ、なぜ


「よくわからないよ!河原くん!!」


つい大声を出してしまった。


責められたように悲しそうな顔をしたきみ。


そんな表情をさせたいんじゃないの。


もっと、笑顔に・・・


なのに私の向ける表情は、悲しそう。


「私のこと嫌い!そんな扱いをしたり、百合ちゃんと付き合っているのに!!」




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