君のトナリ




きみは一度も私に微笑んでくれない。


わかっているよ。


これは嫌々で席替えしたんだから。


そんな理由でしょ。


きみはもっとかわいらしい斜め右の子と


隣になりたかったんでしょ。


知っているよ。


ずっと


ずっと


見ていたんだから。


きみのことを。




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