【短】Promise
「なにすんのよッ!!」


「翔太とはしたことねぇんだろ!?」


直は私に怒鳴るように言ってきた

(何言ってんの?コイツ…)

「それって…付き合ってるッていうのかよ」

直のその一言は私の心の奥の何かを割った…

今まで必死に納得していた事が一気に崩された感じがした


私の頬を熱が流れる

(私は翔太の何?)


不安で押し潰されそうになる


そんな私をみた直は優しく抱き締めた


「俺は…お前を大切にするよ…絶対…
だから…」


(あぁ…暖かい…彼氏ってこんな感じなのかな-…)

私は直の暖かさを…

人の暖かさを知ってしまった…

愛されるってことを知ってしまった…



もう誤魔化していた日々にはもどれない


どうしよう翔太…


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