Cleome
とりあえず、そこらへんにある紙にエロを書けるだけ書いて、後ろに死ねを書けるだけ書いて袋の中へ。

「宇海ちゃーん!」
「なにー?」
「霄の机の上にある紙袋持ってきてくれない?」

紙袋を持って、服を階段の下に蹴り落としながら下りた。

「すごい洗濯物ね〜」

せっせと洗濯機に2人で運んで、おばさんに紙袋を渡した。
「霄が送ってって言ったのよ〜。」

何に使うんだろ…。
や、使い道は決まってるけどさ…誰と?

だってさ…男子校じゃん?
相手男子じゃないわけ!?

「でも…明日くらいに帰ってくるらしいわ。」
「意味ないじゃ……ソウナンダーヘー。」

危うく言うトコだった…セーフ。
「あ、ご飯!じゃ、おばさんまたね!」

ハンバーグ!
琉珂との貴重なご飯タイムが!

「またいらっしゃいね。」

玄関を出ると、霄の父さんに出くわした。
こっちも霄には全然似てない。クールな感じで…家の親と正反対。

家は母さんがクールだし。

四人は小中高とつるんできた友達だって言ってた。

「おじさんおかえりー」
「ただいま、宇海。」

手を振って急いで家に入る。
琉珂ー!
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