Cleome
まさか思わないじゃん?あたしの一番大っ嫌いな種族の人がいるなんて!
この世に美形なんてそんなにいない。誰もがカッコイイって認める人なんて。
でも…フツーな顔の人の方が少ないかもな。
霄は…ムカつくけどモテる。死んでほしい。
この女好きは多分、ろくでもない死に方するだろうな。
つーか、それ希望!
「さ、どうぞ」
里華さんに促されて中に入ると、あたしは足を止めた。
何て言うか…玄関のくせに馬鹿でかい。吹き抜けっていうの?めっちゃ天井高いし!
「宇海君の部屋は二階で、琉珂君は一階よ。霄君のお隣りだから…霄君、案内してあげて」
霄はめんどくさそうに返事をすると、螺旋階段っぽい階段を上がり始めた。
「お前の隣かよ…」
「喜べよ」
「はぁ?喜べねぇっつーの!」
何を喜べっていうんだよ。あーあ…琉珂の隣が良かったなぁ。
「琉珂の部屋は鍵つきなんだ」
「マジ?何で鍵つき?」
霄はまただんまり。琉珂は可愛いから変なヤツが忍び込まないようにか。例えば…霄とか、霄とか、霄とか!
「宇海、部屋そこだから」
霄はそういうと、隣のドアを開けた。どうやら、あたしの部屋は廊下の突き当たりの方らしい。
「自分の荷物置いてからお前の持ってくわ」
「んー」
なんかワクワクする!どんな部屋なのか。
あたしは片手で気合いをいれるために頬を叩くと、ドアを開けて中に入った。
中はあたしの部屋の倍くらい広い。
ヘッドとクローゼットとテーブルにイス。そして、本棚に勉強机。
シンプルでいい感じ。
荷物をテーブルの上に置いて、ケータイをいじりながらまた荷物を取りに行こうとしたら、バタンとドアの閉まる音。
反射的に前を向くと、背の高い銀パの男と目が合った。
「ハロー」
笑顔で手を振るあたしの大っ嫌いな種族の人間。
しかも…近付いて来るんですけど!
無理ムリムリ!
「ぎゃあああぁぁ!!」
もうこれは叫ぶしかない。
この世に美形なんてそんなにいない。誰もがカッコイイって認める人なんて。
でも…フツーな顔の人の方が少ないかもな。
霄は…ムカつくけどモテる。死んでほしい。
この女好きは多分、ろくでもない死に方するだろうな。
つーか、それ希望!
「さ、どうぞ」
里華さんに促されて中に入ると、あたしは足を止めた。
何て言うか…玄関のくせに馬鹿でかい。吹き抜けっていうの?めっちゃ天井高いし!
「宇海君の部屋は二階で、琉珂君は一階よ。霄君のお隣りだから…霄君、案内してあげて」
霄はめんどくさそうに返事をすると、螺旋階段っぽい階段を上がり始めた。
「お前の隣かよ…」
「喜べよ」
「はぁ?喜べねぇっつーの!」
何を喜べっていうんだよ。あーあ…琉珂の隣が良かったなぁ。
「琉珂の部屋は鍵つきなんだ」
「マジ?何で鍵つき?」
霄はまただんまり。琉珂は可愛いから変なヤツが忍び込まないようにか。例えば…霄とか、霄とか、霄とか!
「宇海、部屋そこだから」
霄はそういうと、隣のドアを開けた。どうやら、あたしの部屋は廊下の突き当たりの方らしい。
「自分の荷物置いてからお前の持ってくわ」
「んー」
なんかワクワクする!どんな部屋なのか。
あたしは片手で気合いをいれるために頬を叩くと、ドアを開けて中に入った。
中はあたしの部屋の倍くらい広い。
ヘッドとクローゼットとテーブルにイス。そして、本棚に勉強机。
シンプルでいい感じ。
荷物をテーブルの上に置いて、ケータイをいじりながらまた荷物を取りに行こうとしたら、バタンとドアの閉まる音。
反射的に前を向くと、背の高い銀パの男と目が合った。
「ハロー」
笑顔で手を振るあたしの大っ嫌いな種族の人間。
しかも…近付いて来るんですけど!
無理ムリムリ!
「ぎゃあああぁぁ!!」
もうこれは叫ぶしかない。