Cleome
「こんなやつは置いといて、あたしの幼なじみのヤツも行ってんだよね…」

絶対あたしより頭悪そうなヤツなのに!

「じゃあ安心だね。琉珂君が行っても。」
「全然安心じゃない。この地球上で信用ならないヤツトップ3に入るし。」

と言っても、そのトップ3には美形男子が入ってるし、全般男子も入ってる。

幼なじみだから普通に話せるけど…最近のアレは何か…ムカつく。
金パだし、っつーか黎斐ってそういうのいいわけ?校則厳しそうなのに。

女好きなんだよ…アレは。あいつって言うほど信用ならない。アレで十分。アレで。

「名前なんていうの?」
「田野霄(たの そら)」
「田野…そら…聞いたことあるかも。」

悪い噂?噂として、良い噂でないことは確か。

「まぁいいじゃん。」

腹立たしい。
でもま、夏休み帰って来たらしいけど…会ってないし。
どーせ遊び歩いてたんだろう。

あっちは周り男子ばっかだからな…。
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