【短】Honey
「その声…悠ちゃん?」
「え?」
オレは辺りを見回した
「こっちこっち」
声がする方を見ると…美優がいた
「ちょお待て……なんでそんなところにいるんや?」
美優は扉のある場所の上にいた
「あんな…吉良くんに呼びだされてん」
「うん…」
「でも怖なってな?」
「うん…」
「隠れよう思って…」
「…うん?」
「ここに登って…//」
「…はぁ?」
「降りれなくなったんや…」
「…」
――アホや
まさに馬鹿と煙は高い所に登りたがる…
オレは一気に脱力した
「飛びや…
受けとめてやるから」
「え゛!!」
「…なんやねん」
「今日ダサイねん…」
「なにが?」
「パンツの柄///」
――!
美優は照れたように手で顔を覆った
「…アホか!!!!はよ跳べ!!」
オレは内心照れながら美優に怒鳴る