【短】恋するコンビニ店員

会いにきただけ




2月21日。
丁度あの日から、一週間が経った。

"龍君が居る時に来ます"

あの言葉が頭から離れない俺は、ほぼ毎日、バイトに通っていた。

しかし・・・、
「なんで来ねぇかなー・・・」
俺は溜め息を吐き、売られているチョコレートを眺める。

「何がっすか?」
「何がって・・・恋奈さんしか居ないだろ!」

俺が少し自慢げに言うと、知りませんよーと、智哉は呆れたような表情をみせる。




< 15 / 27 >

この作品をシェア

pagetop