【短】危険なプリンセス
10
「先輩今の状況分かってんの?」
「え…」
ハルヒ君は余裕の笑みを浮かべると、ゆっくりアタシに近付いてきた
「…ッ」
嫌な予感がしてアタシは後退りする
しかし
アッサリ壁とハルヒ君に挟まれてしまった
「もう、逃げないの?」
(じゃぁ逃げさしてよッ!!)
心の中でつっこむとアタシは負けじとハルヒ君を睨む
「先輩…」
「……?」
「その顔すっげー
ソソるよ…」
「ッ!?」
ほぼハルヒ君の言葉と同時に唇に熱を感じとった
それは初めての感覚…