生意気な年下くんーmy lover boyー
泣いている姿を修二に見せたくなくて
必死に堪える

いつからこんなに涙戦が弱くなったんだろう...


「空...」

気付いたら
あたしは修二の腕の中にいた


先に海があたしの前から
いなくなったのに

海を裏切ったって思った



「やめて!!」


思い切り修二を押す

修二はただの友達...

海ではない

あたしが求めているのは
側にいてほしいのは


海なんだ





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