生意気な年下くんーmy lover boyー
修二sideー


俺は、何やってんだよ
屋上とかカップルの定番の場所じゃん
それを、
空をここにつれて着てしまった

今更ながら罪悪感が俺に
覆いかぶさる


空はなんてことなく
言ってるけど、本当は影で泣いてるんだ
って思った

でも、空はなんでも1人で抱え込むから
いつかそれが爆発してしまうんじゃないか
っていつも心配なんだよ



「俺さ、アイツの事あんま好かないけど

アイツといるときの
空の笑顔
この空よりもずっと澄んでいたよ」


チラッと空の方を見ると
太陽が浮かぶ空を見ながら
微笑んでいた。

その微笑みはきっと
俺じゃなく海に向けているんだ

でも、今は
そんなにイヤじゃないんだ

君が笑っていれば
それでいい



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