生意気な年下くんーmy lover boyー
「なんかしたっていうか
介抱してもらいました。」
「あたしが?」
全く覚えてないよ
「はい。
去年、中学最後の大会で
俺、試合中にケガしたんですよ
その時、県いけるかって大事な試合で。
で、ちょうど先輩が救護係で」
そういえば、あたし去年の中学生の大会で
何か知らないけど、あたしの高校
会場に近いからって
なんかいろいろ当番だったんだ
「俺、先輩に手当てしてもらって
最後に『がんばってね』っていってくれたんです
それ言われたときは
なんか頑張ろうって思って
県いけたんです」
あたしのおかげなのかな?
「あたしのおかげなの?」
「はい!」
自身満々に答えてるよ
「返事は今すぐってわけじゃないんで!」
「はぁ・・・」
そう言って、すぐに走って行ってしまった