生意気な年下くんーmy lover boyー




中に入ると
カップルやもう既に結婚していると
見られる年配の人もいた

この空間だけ
幸せな空気が漂っていて
自分も幸せになる



「すいません
有山ですけど
この間頼んでおいた物
取りにきました」

落ち着いて話す海は
どこかいつもと違う気がした

あたしの方が年下みたいに思えてきた


「有山様ですね
少々お待ち下さい」

店員さんはそういうと
店の奥に行ってしまった

「うみ....?」


「ん?」
いつもの海であることに
ちょっぴり安心した




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