生意気な年下くんーmy lover boyー




「じゃあ、準備はいいですか?」


まるで
戦争にも行くみたいに
真剣な口調
まだ、喫茶店の中だというのに....




「緊張してんの?」


余裕ぶって言ってるけど
あたしも心臓バクバク...

海に負けないぐらいにね?



「当たり前じゃーん!!
だって......だってさ!」

続きは何となく分かったら
あえて聞かない

「そろそろ行きますか?」


コホンと改めて話す海
あたしは「そうですね?」

と何故か2人共敬語
緊張のせいで
お互いの顔も見れない


もう外は真っ暗
冬だし日が落ちるのが早い
そのおかげで真っ赤なあたしの顔を隠してくれる


感謝しないとね?



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