生意気な年下くんーmy lover boyー
海は何にも言わないで
あたしの言葉が宙に舞う
気まずい雰囲気に流されそうになる
緊張とかそんなもんじゃない
いますは不安っていう言葉しかない
街のザワメキも
話し声も
ネオンの輝きも
今は目に入らない
「空.......
好きだよ」
一瞬海の声が聞こえた
"好きだよ"
海の囁きが頭の中でエコーする
パッと海を見上げると
優しく微笑む海がいた
そんな笑顔を見たら
あたしは"大丈夫"だと心に答える