生意気な年下くんーmy lover boyー





「ごめん....」

「俺も空のことみてよっかな~」

笑って見せる海に
あたしはもう一度惚れてしまった


チンッ!
エレベーターが止まって
ドアが開く

「確か、奥の部屋だったっけな?」


奥の部屋にだんだんと向かっていく
廊下を歩く足が緊張のあまり
硬くなってしまっている



少し歩くと奥の部屋に着いた

「.....303号室」

その番号を見たとき
あの肝試しの時を思い出した
あの時の部屋も303号室


なんか懐かしいなぁ

つい思い出に浸ってしまった



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