生意気な年下くんーmy lover boyー





二人して笑った
お互いの顔を見合わせ
微笑んだ
恥ずかしいを通り越して
好きという気持ちがあふれてくる

この部屋の雰囲気なのかもしれないけど
幸せなんだ
海の笑顔をみると
あたしまで笑顔になる

海のしぐさ一つ一つに
反応してしまう
それくらい好きなんだ



「空・・・・」


だんだん海の顔が近づいてくる
キスするときは
いつも一瞬のように感じていた
海はいつも突然に奪っていくから


でも、今日は違うんだ
あたしも海と同じ気持ちだから

ゆっくり、ゆっくり
時が過ぎていく




< 346 / 391 >

この作品をシェア

pagetop