生意気な年下くんーmy lover boyー
観覧車が頂上に近づいていく

ドラマでも見たことがあるような

風景に変わっていく


自分でもロマンティックだと思ってしまう



「空は、必死に俺のこと呼んでくれて

本当にうれしかった

それに、素直な空を見てさ


俺、



空が本気で好きだ」



こういうときは分かっている


真剣でまっすぐあたしのこと

を見つめてくれて

でも、少し頬を赤らめて


いつから、こんなに意識してたんだろう


いつから、海くんが近くにいることが


当たり前になっていたんだろう・・・






< 76 / 391 >

この作品をシェア

pagetop