堕ちる(仮)
高校に進学したが担任との関係もうまくいかず、学校に行きたくないと思っていた。


そんな中、突然母親が現れた。


「美咲、久しぶり。元気だった?」第一声がそれだった。


本当は最初に謝ってほしかった。

私は冷たく「うん」と、ただ一言告げ、自分の部屋に閉じこもった。


 次の朝、母はいなかった。


またいつもと変わらぬ毎日が流れ出した。
 
そんなある日、担任と些細なことで喧嘩をした。

そして家に帰るとおじーちゃんは酒に酔っていてまた私に


「邪魔だ。出て行け!」と怒鳴った。


 私は家を出ようと思った。


「その方がみんな幸せなんだろう」と。


「私がいなければ楽しいんでしょ」と。


 行く当てなんてなかった。


地元で有名な繁華街に行き、年をごまかし、スナックの寮に入った。
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