初恋奏方

高校2年生

――――――――――――――――――



「…なっ!おい!」


「奏~!!起きろって!!」




「へっ…?」




智に起こされて周りを見ると、ここは教室。



目の前には鞄を持って立っている智の姿…。







…夢…。


久しぶりに見た、小学生の夢…。







「どうした?」



ボーっとしている私を少し心配そうに見つめる智。




「ううん。なんでもない!」



「そ…?じゃ帰ろうぜ!」



「うん!」





そうして二人並んで校門に向かう。




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