うさ耳ダーリン
「なななな……っ!!!???」


動揺してうまく言葉の発せられないでいるわたしを、面白そうに眺めてくるクルクルとした瞳。





「あ、まだ名乗ってませんでしたね。僕の名前はクロウ―――

あなた様を始末しに来た暗殺者、です」





―――…なんですって…?





暗闇に目が慣れてきたのか、徐々に明らかにある姿は、ゴクリと息をのむほど整っていた。


鈍く光るシルバーブロンド、紅い瞳、計算されたような顔立ちには無邪気な微笑みが浮かんでいる。


そして―――






「……………うさぎ?」






思わず呟いた言葉に反応したのか、髪の間から生えたソレは、


ピコピコっとかわいく上下に揺れた。
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