うさ耳ダーリン
…絶対…わざとだ…
ニヤニヤした衛兵の表情が一瞬にして凍りつき、
「…城に何の用がある…」
トーンダウンした声とともに、ひた…と首筋に冷たい感触が当たる。
ちょっとーーーっ
まだ一歩も中に入ってないってのに、
なんでナイフ突き付けられてるわけ…!?
「それは…言えませんね」
真っ青になるわたしとは裏腹に、ベアンの髪に隠れた目が笑ってるのが気配でわかった。
…最悪だ…
「怪しいな…一緒に来てもらおうか」
城に行くと言っただけでこの態度の豹変。
おそるべし絶対王政。
なんて余裕もなく、わたし達二人はあっさりと捕まったのだった。
ニヤニヤした衛兵の表情が一瞬にして凍りつき、
「…城に何の用がある…」
トーンダウンした声とともに、ひた…と首筋に冷たい感触が当たる。
ちょっとーーーっ
まだ一歩も中に入ってないってのに、
なんでナイフ突き付けられてるわけ…!?
「それは…言えませんね」
真っ青になるわたしとは裏腹に、ベアンの髪に隠れた目が笑ってるのが気配でわかった。
…最悪だ…
「怪しいな…一緒に来てもらおうか」
城に行くと言っただけでこの態度の豹変。
おそるべし絶対王政。
なんて余裕もなく、わたし達二人はあっさりと捕まったのだった。