(短編)大好きがいっぱい。
本当は、アタシもこのままじゃダメな事は分かっている。
分かっているけど―
どうしても、アタシはあと一歩が踏み出せない。
告白する勇気が出ない。
アタシは…意気地無しなんだ―。
アタシはダメなんだって自分で思っちゃう。
ただ、伝えたいのはいつも、いつも、喉元まで出かかっている「好き」という言葉―…。
だけど、アタシは
ずっと心にしまって
アイツに言えないまま…―。
アイツに、フラレるのが怖い。
うぅん、違う。今の関係が崩れてしまうのがよっぽど怖いんだ。
アタシの想いは―
こんなにちっぽけな想いなのかな…。
.