葬儀屋少女
戸崎 湊。
それが僕の名前。

黒本高校、3年。

そして僕には、
誰にも言えない秘密がある。

「1753番をつれてきて!」

いや、僕自身ではない。
僕の姉に重大に秘密があるのだ。

人攫い、人売り。

この世界には裏がある。

そこの生き物を
捕まえてきて売るのだ。

僕等はそこを、
幻実と呼ぶ。

そして、今日も仕事がある。



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