葬儀屋少女
「何人悲しめた?苦しめた?…何人、殺した?」

青年は口角を釣り上げた。
頭が痛くなる。

いたいいたいいたい!

断末魔の叫びが俺の脳内を侵食してゆく。

「やめろぉ!やめろぉ…」

つみ、ツミ、罪!
煩いんだよ、黙れェ!

「人は誰もが罪を背負うわ。
決して裁かれることのない」

違う!
俺に罪などない!


───────プツンッ


ここ、どこだよ。

真暗だ。


「ああ、言い忘れた。
お前が幻覚だと思って殺した猫がいただろ?

あれ全部…。





人間だよ」



次の瞬間。
俺の心臓部になにかが突っ込まれた。





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