葬儀屋少女
葵 姫奈
「ねぇ、最近流行りの噂…知ってる?」
あたしは白鷺 姫奈。
恋と勉強に忙しい中学三年生。
「漆黒の少女とイケメン青年が人の命を貰って行くってものなんだけど…。必ず、赤い彼岸花と赤い薔薇が少女達の居た場所に残っているんだって!」
「…」
「ねぇ、聞いてる!?」
「え、あ…うん。」
なーんてのは表の顔だったり。
あたしの本当の顔。
「おじさまぁ?るる、最近ねぇ、お金がないのぉ」
それは夜の顔。
るるっていうのは、偽名。
「そうかい、そうかい。」
大抵のジジィは胸を押し当てて、見えるかどうかの所までスカートを上げれば、墜ちる。
「フフ、かーんたんに金が手に入るのね!」
あたしは帰り道、捲し上げた札束をうっとり眺めながら笑みを浮かべた。
あたしに忍び寄る、
殺意になんか気付かずに、ね?
あたしは白鷺 姫奈。
恋と勉強に忙しい中学三年生。
「漆黒の少女とイケメン青年が人の命を貰って行くってものなんだけど…。必ず、赤い彼岸花と赤い薔薇が少女達の居た場所に残っているんだって!」
「…」
「ねぇ、聞いてる!?」
「え、あ…うん。」
なーんてのは表の顔だったり。
あたしの本当の顔。
「おじさまぁ?るる、最近ねぇ、お金がないのぉ」
それは夜の顔。
るるっていうのは、偽名。
「そうかい、そうかい。」
大抵のジジィは胸を押し当てて、見えるかどうかの所までスカートを上げれば、墜ちる。
「フフ、かーんたんに金が手に入るのね!」
あたしは帰り道、捲し上げた札束をうっとり眺めながら笑みを浮かべた。
あたしに忍び寄る、
殺意になんか気付かずに、ね?