幼かったあの頃
私も元気な2人といつも一緒にいるおかげで以前より明るくなった。

ちなみに3年生になってみんな呼び捨てで呼ぶことになった。

先生:「じゃあ、席替えを始めま〜す。教卓にあるクジを引きに来て下さ〜い。」

「七海〜、紗枝〜、引きに行こっ!!今度こそ3人近くなれるといいね☆」

里美だけがよく席が離れるんだよね。

「うちは今度こそ淳と離れる!!3年間同じクラスだってことにもうんざりなのに、2回連続隣の席とかマジありえないし…」

「紗枝と淳の2人が話してると面白いのに…。」

「七海は面白いかもしれないけど、淳の隣だとうるさくて迷惑だし!!」

「誰がうるさくて迷惑だって〜!?」

淳っていきなり現れるよね…。

「はい、シカト。早くクジ引こっ!!」

紗枝…そんなに淳のこと嫌いなのかなぁ?

「ひどいな〜。七海、紗枝の性格どうにかしろ〜。」

「えっ、私!?」

「七海の反応ウケる〜(笑)」

淳は私を指さしながら笑ってる。

「七海、こんな奴の相手はしなくていいの〜。早くしないとクジなくなっちゃうよ!!」

「あっ、うん。」

「ちなみに俺19番だから〜!!」

「誰もあんたの番号聞いてないっつーの!!」

「親切に教えてやったんじゃね〜かよ。紗枝が俺の隣を引かないように。」

「あぁそうですか!!それはどうも!!(怒)」

振り返って見たら紗枝は淳に向かってアッカンベーをしていた。


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