幼かったあの頃
「今日も来たのかよ!?」

「別にいいじゃん♪ねぇ里美?」

「そうそう。たくさんいた方が楽しいじゃん!?」

「俺は反対だね。」

「淳、ホントは嬉しいくせに(笑)」

「なっ、拓哉!!何言ってんだよ!!んなわけないだろ〜が。」

「冗談だよ(笑)…あれ?今日は2人だけ?」

「七海のことが心配?」

紗枝が悪戯な笑みを浮かべながら聞いた。

「そんなんじゃねぇし。」

「素直じゃないなぁ(笑)」

里美もすかさず突っ込む。

「違うっつーの!!」

「拓哉は態度でバレバレだって(笑)」

「淳…(怒)」

「七海のことだから心配しなくても来ると思うよ?」

「そうそう。いくら球技が苦手とは言え、1人で教室にはいないでしょ(笑)」

「お前ら2人は七海にとったら悪魔だな。」

「淳?どういう意味かなぁ?」

「おぉ〜怖っ。紗枝も七海みたいだったらモテるだろうに(笑)」

「何だって?(怒)」

「何でもねぇよ。さっさと続きやるか。2人は分かれてチームに入れよ?」

「「はぁい♪」」

< 45 / 58 >

この作品をシェア

pagetop