幼かったあの頃
教室にて。

もう昼休み終わっちゃうなぁ。

結局1人だ…。

いいもん。

寂しくないもん!!

でも嫌われてたらどうしよう…。

ちゃんと謝らなくちゃ。

「七海?具合でも悪いの?」

顔を上げると目の前にはたっくん。

「たっくん!?何でここにいるの?サッカーは!?」

「七海の様子を見てこいってあの2人がうるさいんだよ。」

里美と紗枝が…?

私のこと心配してくれてるのかな?

でも何でたっくんが来たの?

「何か…ごめんね?私は元気だからサッカーしてきていいよ?」

「七海は来ないの?」

「う〜ん…もう時間ないし今日はいい。」

「そっか。じゃあ明日はちゃんと来いよ?」

「うん♪」

って…私のバカ〜(泣)

何調子に乗って明日サッカーする約束してんだろ?

たっくんに言われたから?

「んじゃ俺は行くから。」

たっくんは走って教室を出ていった。

はぁ…私のバカ…。

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