幼かったあの頃
紗:「とりあえず泣かないで!!先生に見つかったら面倒だから(笑)」

七:「うん…そうだね。」

拓:「七海よりも先生のことを気にするのかよ…」

紗:「あっ!!七海、良いこと教えてあげる♪」

コソコソ…

七:「それ本当?」

紗:「もちろん☆」

バチッ

たっくんと目が合った。

拓:「まさか紗枝?余計なこと言ったんじゃねぇよな?」

紗:「さぁね(笑)」

拓:「おいっ!!」

紗:「七海に聞いたら?」

拓:「…」

七:「別に悪いことじゃないよ?ただ、たっくんが一番心配してたって言われただけだし…?」

拓:「…///俺、先に帰る!!」

七:「たっくん!?」

淳:「拓哉、俺も一緒に帰ってやるよ♪七海、マジ最高!!んじゃまた明日ぁ。」

里:「たっくんが何か可哀想に思えてきた…。絶対これから淳にからかわれるよ。」

紗:「(笑)」

七:「私、何か悪いことした?」

紗:「…大丈夫っしょ☆じゃ、うちらも帰ろっか?」

この日、紗枝と里美は、七海とたっくんを見守ることを強く決心したのであった…。

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