甘彼-Amakare-




すでにアヤの自転車が留めてあった。


「すいません。待ち合わせなんで」

と、店員に言うと階段を上がった


するとアヤらしき人の姿を発見した。


「あっ!成夜!こっちこっち」

アヤは立ち上がって手招きをした

「うっす」

「成夜かっこ良くなったぁ!」


はいはい。

カッコイイは舞美に言ってもらいたいね。


「単刀直入に言うわ。舞美に近づくな。アドレスも消せ。次近いたら女でも殺す。分かったか?」


「…ヒクッ」

何泣いてんだよ。

「っ!泣くなよ…」

「あたしは藤堂より成夜を思ってる!」

「知るかよ。んな事」

「まだ付き合ってないんでしょ?ならあたしと…」

「無理。」

俺はキッパリそぉ言った。

「イイか?近づくな。」

俺はそぉ言うと店から出た。



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