甘彼-Amakare-








「着いたぞ?」

「あ。うん」

目に映ったのは綺麗なアパート。

私は階段を上がりながら
成夜に質問した。


「一人暮らし?」

「ぁあ。」


たどり着いたのは5階。


ガチャ…


ドキッ!


「どーぞ?」

「お邪魔しまぁす…」


中はシンプルで白と黒が特徴的なお洒落な部屋。



「座れば?」

「…うっうん」

何か緊張しちゃうなぁ。


男の人の部屋に入るの
始めてだから。
< 69 / 76 >

この作品をシェア

pagetop