甘彼-Amakare-
私はどこに座ってイイか
分からず、ベッドに座った。


「何呑む?」

「紅茶…ある?」

「了解♪」


あっあったんだ;笑


「ハイよ」

「サンキュー…」

「………………」

「………………」


…沈黙っ。


「…あのさぁ」

先に口を開いたのは成夜だった。

「朝何で逃げたの?」

「だって…」

私はプーッと頬を膨らまして拗ねていた。



すると涙腺が緩んできた。

…っヤバ!


「成夜の携帯から
女の人の声が聞こえたぁ…」


「それは…
言わないとダメかな?」


何?言えない訳?


「ダメぇ!…グスッ」


成夜はハァとため息をついて話始めた。





















「…って事。
黙っててゴメンな?」


私は嬉しくって
また泣いてしまった。


「次なにかされたらすぐ言えよ?」

私はコクンと頷いた。





「俺我慢出来ないんだけど…」





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