Jewely Box
第一章
ピピッピピッピピッ・・・・・・・
「Σっ!!もうこんな時間!!」
あたしはベットから勢いよく飛び降りた。
あー今日から学校かぁ・・・・。なんていってる場合じゃない急がなきゃ!!
こんな慌ただしい朝をむかえるのは、毎日の日課。
そんなあたしの名前は神崎麻弥(かみざきまや)。
今日から姫宮高校の1年生。頭はいまいちだけど、結構可愛いと言われている。
「いってきまーす!!」
そう言ってドアを勢いよくあけると・・・・・・
『麻弥、おそーい。』
という声。
この声の主は、中学校からの心友の中川瑠梨亜(なかがわるりあ)。
あたしはこの子に誘われてこの高校を受することになった。結果は2人とも合格で、 この高校に入ることが出来た。
「今日から高校生だね☆うれしいなぁ」
あたしは学校に行くのが楽しみで瑠璃亜の文句など耳にはいってこない。
『もー!!あいかわらず麻弥は朝寝坊なんだから。』
そう言いながら、瑠璃亜はあたしの頭をなでなで》した。
「こらぁー!!いつまであたしを子ども扱いしてるの!!あたしはもう高校生だよ」
『じゃあ、これからは1回も遅れずに起きれるよね??』
瑠璃亜は嫌みたっぷりに言ってきた。
「もぉー!!あたしが朝は弱いこと知ってるくせに・・・・。」
『麻弥が寝坊しちゃったから、学校におくれるかも!!急ごぅっと。』
瑠璃亜が早歩きで歩き出した。あたしもがんばってそれについていく。