鬼神の舞
真白は悩んだ。
どうせ売れ残った花だ。
庄へ持ち帰ったところで捨てられ畑の土に戻るだけだ。
花たちにも命がある…ならば…。
彼女は良案を思いついた。
町のはずれに小さな橋がある。
あの橋から、売れ残った花を川面に投げ入れよう。
橋は、あの世とこの世を繋ぐという。
そうであれば、川面に流れる花たちもあの世とやらに行けるはず…。
その日から、真白は売れ残りが出ると花を流しに橋へ立ち寄るようになった。