鬼神の舞



“一総、人が来る!”

目をつぶり、彼の笛に聞き入っていた蛙爺がカッと両目を開くと大声で叫んだ。
その声を聞くと、妖達の姿は煙の様にその場から一斉にかき消えた。


< 93 / 137 >

この作品をシェア

pagetop