胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~



エプロンを外しながら、俺に向かって駆けてくるゆかりが

とても愛しく感じる。





俺・・・



走ってくるゆかりを抱きしめてしまった。




泣きたい気持ちを我慢して、笑顔を見せるゆかりが

やっぱり大事・・・




「たっくん・・・迷惑?」


俺の胸でゆかりが言った言葉が耳から離れない。



迷惑・・・?


そんなわけねぇだろ・・・



愛しているのはゆかりなんだ・・・




「信じてもらえるかわからないけど・・・俺はゆかりが好きだから・・・」




時間が戻ってほしいと願う。


恵に会いに行かなければ良かった。



あんなに平和で


あんなにラブラブな俺らだったのに・・・




何も言わず、ただ強く抱きしめた。


言葉では何も伝えられない気がした。



車高の低い車が大きな音を立てて、何度も公園の周りを回ってた。


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