胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~
私は、さくらの腕を引っ張った。
さくらは、歯を食いしばり・・・泣きそうな顔してる。
私の為にこんなに必死になってくれるかわいい後輩・・・
一人だったら私・・・どうなってたかな・・・
殴りかかってたかもしれない。
ドアを閉める間際に言った一言・・・
『タク・・・キスしてくれたよ?』
信じない。
そんなの嘘・・・
だって、友達だって言ってた。
友達として、放っておけないだけ・・・
キスなんてするわけない。
私は、さくらの胸で泣き出した。
さくらも泣いてくれた。
不思議・・・
なんだか一人よりあったかい・・・
涙が・・・
涙が温かい。