胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~
明日から、新しい生活が始まる。
短大の入学式…
もう、学校まで送ってくれる優しい人はいないんだ。
入学式が終わるまで、バイクに座ってタバコを吹かして待っててくれる人はもういない。
「よぉ!どうだった?」
そう笑いかけてくれる人もいない。
私は、たっくんからもらっていたたくさんの愛情をひしひしと感じる。
当たり前だと思っていたようなことがものすごく優しいことなんだと気付く。
不安になってばかりだった私だけど、
たっくんは必死にその不安を消そうと努力してくれてたよね…
そんなことに今頃気付く。
もう…会えないのかな…
このままバイトに来なかったら、私達をつなぐものはなくなる。
学校で会うこともない私達は、
もう一生会えないかもしれない。
毎晩夢に見る。
たっくんが笑ってる。
私に微笑むたっくんの夢。