胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~
聞きたいことはいっぱいあったが、俺は黙ったままゆかりを抱きしめてた。
………どうしてこんなとこにいたんだ?
………どうして、まだ…お揃いのブレスをつけてる?
俺はすぐ近くの自動販売機で冷たいコーヒーを買って、ゆかりの傷に当てた。
白い肌に赤い痛々しい傷。
公園の街灯だけでも見えるその傷…
俺は、ゆかりの顔を覗きこんだ。
…くそ~…涙止まんねぇ。
久しぶりに見るゆかりの顔が、俺の心の中の寂しさを癒す。
俺…
やっぱりお前が好き。
お前しかダメだよ。
声に出したいけど、声が出ない。
もう俺、絶対離さない。