胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~
『俺、本当に大事な人が誰かわかった。だから、もう恵を助けたり、支えになることはできない。』
しばらくの沈黙の後、恵は言った。
『もうバイト辞めるから。あんた以上の男に出会えなかったら、また邪魔するから。』
案外、あっさりだった。
こんな簡単なこと…俺は先延ばしにしてたのか。
恵のせいにしてただけで、結局は優柔不断な俺に責任があったんだ。
俺の態度が曖昧だったから、恵に期待させてしまったり、ゆかりを不安にさせてしまってた。