胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~
恵は俺に甘えてただけだった。
俺がいなくなってから…
一度も自分で自分を傷つけるような行為はしなかった。
手首に傷を付けても、駆けつけてくれる人がいないから。
俺の曖昧な態度が恵を苦しめていたんだと気付いた。
甘えていたのは、俺の方だったのかもしれない。
俺は、青春時代を共に過ごしたちょっとわがままな元カノに、さよならを告げた。
・・・しばらくは、まだバイトで顔を合わすだろうが。