胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~
「ゆかり~!たっくんとあれからどうだった?」
昼休みの食堂で、オムライスを頬張りながら美亜が私に体を寄せる。
「うん。ちゃんと話し合ったよ。もう、大丈夫かな…」
美亜は、その後は?その後は?って興味津々で聞いて来た。
「…河原で…しちゃったぁ…」
耳元でそっと言うと、美亜はオムライスを口から出ないよう必死に抑えながら笑ってた。
「ブッ!!!…たっくんやるねぇ!!」
美亜はゲホゲホと咳をしながら、なんとかオムライスを飲み込んだ。
私と美亜の話を聞いていたさやみともえかも、横目でチラリと私を見る。
5限目は、そんな話ばかりで盛り上がった。
「私は、彼氏んちのトイレかなぁ。」
「えぇ~?それすごいじゃん。」
「私は、自分の家ばっかりだよ。」
「え?もえかの家でヤッてんの?声聞こえてんじゃない?」
「大丈夫、私は美亜みたいに声出さないから!」
「ちょっと!!私の声聞いたことないくせに!確かにでかいけどぉ…」
「あははははは…」
大学生になってもこんな話ができることが嬉しかった。
なんとなく、大人になるにつれてそんなエッチな話も出来なくなるのかな…なんて思ってた。