胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~
もう1時間くらい探してる。
「名所って嘘だったのかなぁ…昔、近所の公園で見つけたけど。」
たっくんはブツブツと呟きながら、四つ葉を探してる。
こんな時間も最高に楽しい。
恐らく…10回以上は『あ!!!』って叫んでるよね。
見間違えて、喜んで…落ち込んで…
そんなたっくんが大好きだよ。
今は、まだ…
たっくんの過去が気になって仕方がないけど、
きっと来年の今頃は…
もっと深い大きな愛でつながってるよね、私達。
今は、まだ必死…
考えないように、
気にしないように…
だけど、気になって仕方ない自分にガッカリする。
千恵理って子の存在も…
キャバクラでの事も…
やっぱり恵さんの事も…
全く気にしてないと言えば嘘になる。
だけど、昔と違うのは…
たっくんを信じてるってこと。
疑って苦しいわけじゃない。
たっくんに触れたであろう女の人のことが…許せないだけ。
信じてるよ。
たっくん…
これからもずっと、
ヤキモチ焼いちゃうけど…
すぐに泣いちゃうけど…
信じてるから。
だから、ずっとずっと
隣にいさせてください。