胸キュンMonday ~甘く切ないすれ違いの恋~
「マジかよ!平日に来るかぁ?不審者だと思われるぞぉ!」
先生は、上半身裸で俺の訪問に気付き、笑顔で俺の肩を叩く。
直に見せてやりてぇな。
この筋肉質な先生の体…
あ…そりゃ見てるか。
エッチしてるんだもんな。
だけど、学校で見る何気ないこんな裸は、きっと見たことないだろう。
俺、先生に会うといつも先生に見とれたり、研究したり……やばくねぇ?
だけど、身近に憧れの男がいるってありがたい。
追い付きたいと思うことで、俺も少しは向上できるんじゃないかな。
「携帯を池に投げたたっくん、ど〜したの?」
直と先生の繋がりすげぇな。
昨日の出来事を、もう知ってるなんて…
「先生ならどうした?」
俺は先生の腹筋に嫉妬しつつ、聞いてみた。
「俺、不安にさせないもん。」
先生は、服を着ながらニヤリと笑った。
「………な〜んて、嘘。きっと直は不安だらけだよ。」
意外な先生の発言と、悲しそうな目に、俺は言葉を失った。